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***輝け主の栄光***Shine, Jesus, Shine


by lumenchristi
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燃える想い

聖アウグスチヌス司教教会博士 記念日


燃える想い_f0185902_9571211.jpg


8月9日に聖ドミニコについて思い巡らした時も同じように感じましたが、
今日の聖アウグスチヌス(354年~430年)も、
司教・教会博士という重責と権威を伴う使命を後半生で果たす原動力となったのは、
根源的な自己像、Beloved of the Lord (主に愛されている者)を見出したことでしょう。
33歳で大転換を体験するまでのBC(まさにBefore Christ, キリスト紀元前)時代の詳細は
昨日も紹介した名著『告白』に記されています。

『告白』の第10巻27章はアウグスチヌスが神に向かって歌った「愛の詩」です。
実際にアウグスチヌスが作曲したかどうかは分かりませんが、
「歌う者は二倍の祈りをするのです」(『詩編講解』72、1参照、と
注付きで『カトリック教会のカテキズム』1156に引用されています)と言った彼なら
きっとこの詩を口ずさんだに違いありません。

この詩にFranciscan University of Steubenville の卒業生、Martin Domanが美しい旋律をつけて歌にしました。(サビの部分は第1巻第1章から取られています。これも有名な箇所ですね。)
Martinは昨年の10月2日付で紹介した作家のRegina Domanの弟で、
もう一人のお姉さん、Alicia Hernonも賛美の歌のCDを出しています。
この二人のお姉さんもFUSの卒業生です。
Doman家は10人兄弟なのですよ。

私はこの歌を聞くと聖霊酔いします069.gif
もうCDは販売されていませんが、上記の公式ウェブサイトからダウンロードできるようです。
日本語に訳してみました。原詩はこちらからどうぞ。→Song Of Augustine


アウグスチヌスの歌                            作詞作曲 Martin Doman

こんなにも古く、でもこんなにも新しい美よ、
遅すぎた、あなたを知るのが。遅すぎた、あなたを愛するのが。

私はあなたの憐みを必要としてここに立っています。
あなたの内に私を新たにしてください。私の魂を満たしてください。
私はあなたを求めます、私の魂はあなたに飢え渇いています。


ああ神よ、あなたは私を創られた、
あなたの愛の内に永遠に生きるために。
だから私の心はあなたの内に憩うまで安らぎを得ることがないのです。

あなたはいつも私のそばにおられたのに、私はあなたから遠く離れていました。
あなたは私に向かって手を差し伸べておられたのに、私は背を向けていました。
私が手を伸ばしたのは創造主ではなく被造物、
あなたの手によって造られた美しいものでした。
でもこれらの陰さえあなたの愛は打ち破って現れたのです。

*くりかえし

あなたは大声で叫び、私のふさがった耳を貫かれた。
あなたは赤々と燃えて、私の盲目を追い払われた。
あなたは香り立つ息を私に吹きかけられた。
今でも私はあなたを慕い求める。
あなたは私に触れ、あなたの平和を求めて私は燃えたのです。

*くりかえし


燃える想い_f0185902_959457.jpg

by lumenchristi | 2009-08-28 11:58 | 今日の出会い