***輝け主の栄光***Shine, Jesus, Shine


by lumenchristi
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姉妹なる死

死者の日
第8回百日連続共同祈願 049/100/8

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「死者の日」にきまって思い出すのは、
アシジの聖フランシスコがイタリア語(ウンブリア地方の方言)で書いたものとしては
唯一の作品という「兄弟太陽の歌(Cantico di Frate Sole)」。
「すべての被造物の賛歌」
(ラテン語でLaudes Creaturarum、 イタリア語でCantico delle Creature)とも呼ばれます。

マグダレナ・マリアさんのクレイ・アートの作品のように
太陽、月、星、空気、水、火、土、と
神に造られたあらゆる被造物を兄弟姉妹と呼び
造り主をたたえよ、と祈るフランシスコは、
後半で「肉体の死」も「姉妹」と呼んでいます。

「フランシスコと共にいたわたしたちは~レオネ、ルフィーノ、アンジェロ兄弟たちの報告記」
(佐藤翔子・渡辺義行訳、小さき兄弟会監修〔フランシスコ会〕、あかし書房 1985年)の

78 聖ダミアノ聖堂で兄弟太陽の歌を作詞する
79 フランシスコ、賛歌の使い方を説明する
80 フランシスコ、賛歌にゆるしの一節を加える

にこの賛歌の成り立ちが書かれています。

1224年、帰天する2年前、
聖痕を受ける前か後かは本書だけでは確認できないのですが、
すでに重病で目の病気に苦しんでいたフランシスコは
聖ダミアノ聖堂のむしろでできた庵で50日間
寒さとねずみたち(食事中に食卓に登ってくるほど!)にさらに苦しめられ、
主に助けを求めたところ、主から慰めを受けました。
そしてこの賛歌を作り、
「仲間たちに歌い方を教えた」そうです。
今でもその歌い方が伝わっているのかどうか、
フランシスコ会のイタリア人司祭、C神父様にお尋ねしなければ。

後半のゆるしの一節は、
アシジで司教と市長がいがみ合い、
(そういえば、映画「ブラザーサン、シスタームーン」でも
どちらが先に帰還する十字軍を城門で出迎えるかでもめてました)
司教は市長を破門し、
市長は市民が司教と売買取引することを一切禁止する条例を出して対抗する、
という泥沼状態にあったとき、
二人を和解させるために加えられました。
フランシスコは二人の兄弟を司教と市長の前でこの「兄弟太陽の歌」を歌わせます。
そして、
「きっと、主が、お二人の心を謙遜にしてくださいますから、
互いに平和を結び、元通り友人となって愛し合うようになるでしょう」
というフランシスコの預言は成就します。

神への愛のために誰かを赦す。自分に死をもたらす者を赦す。
「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」
と言われたイエス(ルカ23・34)。
「主イエスよ、わたしの霊をお受けください。(……)
主よ、この罪を彼らの負わせないでください」と大声で叫んだステファノ(使徒言行録7・59-60)。
最後の最後にこの橋を渡ることができるだろうか。
橋の向こうにはイエスが両手を広げて待っている。
天使も聖人の声援も聞こえる。
まだ橋のこちら側で後に続く者たちも祈りで応援できる。
今日は、死者の日。


こよなく高く 全能の 善き主よ
     Altissimu, onnipotente, bon Signore,
賛美と 栄光 誉れと すべての祝福は おん身のもの
     T'ue so' le laude, la gloria, l'honore et onne benedictione.

いと高き方よ これらは みな おん身にのみ 帰すべきもの
     Ad Te solo, Altissimo, se konfano,
実におん身のみ名を 呼ぶにふさわしき者 この世にひとりとてなし
     et nullu homo ène dignu te mentovare.

おお たたえられよ わが主 すべての 被造物によって
     Laudato sie, mi' Signore cum tucte le Tue creature,
わけても兄弟なる太陽によって
     spetialmente messor lo frate Sole,
太陽は昼をつくり 主はかれによってわれらを照らす
     lo qual è iorno, et allumeni noi per lui.
彼はなんとうるわしく なんと大いなる輝きを発していることか
     Et ellu è bellu e radiante cum grande splendore:
いと高き方よ 彼こそはおん身のみ姿を宿す
     de Te, Altissimo, porta significatione.

おお たたえられよ わが主 姉妹なる月と 無数の星とによって
     Laudato si', mi Signore, per sora Luna e le stelle:
おん身は それらを 天にちりばめ 光さやかに 気高く うるわしく つくられた
     in celu l'ài formate clarite et pretiose et belle.

おお たたえられよ わが主 兄弟なる風と
     Laudato si', mi' Signore, per frate Vento
澄んだ空気と 雲と 晴れた空に あらゆる天候によって
     et per aere et nubilo et sereno et onne tempo,
おん身はこれら兄弟でつくられたすべてのものを支えてくださる
     per lo quale, a le Tue creature dài sustentamento.

おお たたえられよ わが主 姉妹なる水によって
     Laudato si', mi' Signore, per sor Aqua,
水は益多く 謙虚にして とうとく清らかなもの
     la quale è multo utile et humile et pretiosa et casta.

おお たたえられよ  わが主 兄弟なる火によって
     Laudato si', mi Signore, per frate Focu,
おん身はこの兄弟で夜を照らしたもう
     per lo quale ennallumini la nocte:
火はきわめてうるわしく 喜ばしく力強くたくましい
     ed ello è bello et iocundo et robustoso et forte.

おお  たたえられよ  わが主 われらの姉妹 母なる大地によって
     Laudato si', mi' Signore, per sora nostra matre Terra,
大地はわれらをはぐくみ つちかい
     la quale ne sustenta et governa,
八千草の実と色とりどりの草花を生み出す
     et produce diversi fructi con coloriti flori et herba.

おお たたえられよ わが主 おん身への 愛のためにゆるし
     Laudato si', mi Signore, per quelli che perdonano per lo Tuo amore
病と苦しみを耐え忍ぶ者によって
     et sostengono infirmitate et tribulatione.


幸いなこと 終わりまで安らかに耐え抜く者
     beati quelli kel sosterranno in pace
かれはおん身より 永遠の冠を受ける いと高き方 おん身より
     ka da te, Altissimo, sirano incoronati.

おお たたえられよ わが主 姉妹なる 肉体の死によって 
     Laudato si' mi Signore, per sora nostra Morte corporale,
この世に 生を受けたもの ひとりとして この姉妹から のがれることは できない
     da la quale nullu homo vivente po' skappare:
災いなこと 大罪のうちに 死ぬ者
     guai a quelli ke morrano ne le peccata mortali;
幸いなこと おん身の とうときみ旨を 果たしつついく者
     beati quelli ke trovarà ne le Tue sanctissime voluntati,
もはや第二の死もかれをそこない得ない
     ka la morte secunda no 'l farrà male.

おお すべての 被造物よ 主をたたえ 祝し 感謝せよ!
     Laudate et benedicete mi' Signore, et rengratiate
深くへりくだって主に 仕えよ
     et serviateli cum grande humilitate.


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by lumenchristi | 2009-11-02 22:08