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***輝け主の栄光***Shine, Jesus, Shine


by lumenchristi
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インドの使徒トマス

聖トマ使徒 祝日
第6回百日連続共同祈願ミサ 71/100日

来月8月1~3日に開催される第14回聖霊による刷新関西大会の講師、
ルフス・ペレイラ神父(Fr. Rufus Pereira)はインド・ムンバイの教区司祭。
叙階されてから今年で53年、
1976年以降長上の許可を得て世界中で聖霊による刷新を通して
教え・いやし・悪霊の追放の奉仕に従事しておられます。
イエスがしておられたことそのまんまですね。

1981年、シンガポールで開催されたアジア・リーダー大会と
1985年、ローマで開催された国際青年大会で講師陣のお一人として
私もお目にかかっています(もちろん遠くからです)。
たしかシンガポールの大会で余興の時間にインド代表の皆さんが歌と踊りを披露して、
ルフス神父が椅子の上に立って魚や熊のまねをしながらかわいく踊っていらした記憶があります。
「♪もしぼくが海の魚だったらしっぽをピクピク動かしたりできるだろう
もしぼくがふわふわ毛の熊だったらふわふわ毛をくださった主に感謝します
けど天のお父様、ぼくをぼくに造ってくれてありがとう♪」
という子供向けの英語の歌の振り付けでした。

今日教会が祝ったのは、十二使徒の一人聖トマ(新共同訳聖書ではトマス)、
このルフス神父や先月の関東大会で講師を務められたSr.マルガリタ・ヴァラピラの母国、
インドにキリスト教をもたらした第一の使徒、とインドのクリスチャンは呼んでいます。
(第二の使徒は、聖フランシスコ・ザビエルです。)
トマはインドに福音を宣べ伝え、インドで殉教した「と言われている」と言われているのは、
目に見える証拠や信憑性の高い記録が残っていないからでしょう。
そういえば、『使徒言行録』にも1章13節で聖霊降臨を待つ間共に祈っていた使徒の一人として
名前が挙がっているだけで、トマの動向については何も書いてありません。
でも、インドのチェンナイにはトマの殉教地が「聖トマの丘」として保存され、
巨大な十字架の道行をたどっていくと、トマが住んでいたほら穴と殉教スポットがあるし、
そこから少し離れた海岸沿いには彼のお墓の上に建てられたサン・トメ大聖堂があります。
私も1991年12月、教育支援をしていた里子に会いにいった際、訪れました。

聖トマの丘(St. Thomas Mount)。

インドの使徒トマス_f0185902_8272954.jpg


使徒トマが殉教したと言われている地点。

インドの使徒トマス_f0185902_8495486.jpg


聖トマ大聖堂(Santhome Cathedral)。

インドの使徒トマス_f0185902_8281478.jpg


聖トマの墓所。

インドの使徒トマス_f0185902_829152.jpg


でも、遺体(の一部?すべて?)はシリアのオデッサに運ばれ、
その記念日が6世紀から同地で7月3日に祝われている、
と『毎日のミサの友』には書いてあります。

地上に残された聖遺物は皆キリストの栄光を示す矢印のようなもの。
矢印の示す方向に目を向けてイエスを見る人は、
イエスがトマスに言われた言葉、
「見ないのに信じる人は、幸い」(ヨハネによる福音書20・29、新共同訳聖書)を
私なりに解釈すると、
「信じて見えるようになる人は、幸い」なのではと思います。

それに日本に住む私たちは自由に聖書を手に入れて読むことができ、
聖書のネット閲覧だってできるのだから、
本当に恵まれています。

改めて聖書に登場する使徒トマスについて調べてみましたが、
長くなるのでまた明日。

聖トマ、私たちのために、とくにアジアの人々のために、神に祈ってください。
by lumenchristi | 2009-07-03 23:31 | 今日の出会い